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認知症高齢者の心理を理解すれば認知症ケアの質は向上する

 
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seiichi
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介護の仕事を行っているとよく

「共感しなさい」と言われます。

しかし共感するには、相手の心理状態を

理解する必要があると思います。

介護の仕事を始めた時から、ずっと認知症の方と関わってきたseiichiです。

認知症ケアを行っていく上で重要な事は、認知症の方の「心理」を理解することです。

現在、このブログを読んでいる方は、認知症ではない方だと思います。

ですから認知症の方と同じ状態を体験することはできません。

しかし、認知症の方の心理状態を想像することは出来ます。

その、「心理状態を想像(推測)すること」が、認知症の方を理解することに繋がっていくのです。

認知症は、目に見えないからこそ、心理状態を理解する努力が必要なのです。

 

記憶障害があるという不安

皆さんは記憶を失った事はありますか?

「ない」と答える人の方が多いと思います。

なかなか記憶を失う機会ってありませんよね?

人間は記憶があるから、安心して生活することが出来ます。

そうです。今自分が何処にいて、何故ここに居るのか、何の為にここに居るのか、今から何をしなければならないのか、という事を記憶し、必要に応じてその記憶を引き出し、確認しているから「安心」出来るのです。

 

あなたが突然、昨日の記憶を失ったとしたら・・・

 

どんな感情を抱くでしょうか?

たぶん、人に迷惑をかけていないか。仕事のミスをしたのではないか、そもそも今日の予定があっているのかどうかすら分からなくなりますよね!

それって、凄く不安じゃありませんか?

記憶は繋がっているからこそ、人間は安心を得ることが出来るのです。

記憶障害がある認知症の人は、常にこの不安と一緒に生活をしているのです。

 

場所や時間が分からない不安

皆さんが、目隠しをされ、一切の音を遮断され、見たこともない場所に連れて行かれ、その場所で放置されたらどうでしょうか?

さらに、やっと見つけた人が、上手く言葉が通じなかったらどうでしょう?

ここから何をすればよいのか、どうすればよいのか分からなくなり、途方にくれると思います。

見覚えのない場所、朝か昼か分からない・・・

とりあえず明るいから夜ではないはず・・・

右に行っていいのか、左にいっていいのか・・・

方向音痴の人が、道に迷った時の感覚に近いかもしれません。

私は方向音痴ではないので、この感覚も正直わかりません。

ただ、知らない場所にいる不安は何となくわかります。

認知症の方で、場所や時間を確認する人は、毎日この不安と戦っているのです。

 

出来ていたことが出来なくなる不快感

皆さんは、買い物に来ました。

が、財布にお金が入っていませんでしたので、銀行の口座からお金を下さなければならなくなりました。

そこで、ATMに向かいます。

無事にATMにたどり着きましたが、ATMの操作方法が分かりません。

ついこの前まで、ここからお金をおろしていたはずなのに、どう考えても操作方法が分からないのです。

その時、あなたは、どのように感じるでしょうか?

 

この前まで出来ていたはずのことが出来なくなることで、とてつもない喪失感を味わうことになるのです。

心にぽっかり穴が開いたような感覚になるのです。

 

「覚えてる?」と聞かれる不安感と気遣い

皆さんは誰か分からない人に「覚えてる?」ときかれるとどんな気持ちになりますか?

あの時の飲み屋?この時の飲み屋?ってなりますよね?(笑)

ってのは冗談ですが、私は9年ほど講師の仕事をしています。

多い時で年間に35回ほど講師をしていました。

1回の講義で少なくとも10名以上の受講生がいます。

そうです。年間に何百人の方と会います。

ある日当然、商業施設で「seiichi先生ですよね?」って声をかけられます。

そしてお決まりのセリフです。

「覚えてますか?」

そして私は「あぁあの講義の時の・・・」と答えますが、実は覚えていません。

そうです。認知症の方にスタッフが「覚えてますか?」と聞くのと同じ状態です。

その時私も認知症の方も同じ受け答えをします。

「顔は覚えてるけど、名前が出てきません」

って・・・

「しりません。覚えていません。」と答えて、相手を傷つけないようにです。

本当は覚えていないのです。

相手は、私を知っているから声をかけてきた。そのことに対して、相手を傷つけないように話を合わせるのです。

そう、気遣いです。

そして、一通り話が終わり、その相手が私の前から立ち去った後に、もやもやするのです。

いつどこで、どんな風に合った人だろう?って・・・

モヤモヤが続き不快感になっていきます。

まだ私達はキーワードで思い出して、すっきりすることもありますが、認知症の方は思い出せないのです。

ずっと不快感が続くのです。

そのエピソードを忘れるまでです。

 

病人扱いされる不快感

自分は健康で特に病気でもないのに、ある日突然「病院」につれていかれます。

「病院にいく」とも予告されず、ただ「出かける」とだけ伝えられて・・・

まぁ百歩譲って、病院は良いとして健康の為に検査は受けようと思います。

しかしその検査は、色々な絵を見せられ、しばらくすると「さっき見た絵には何がありましたか?」と聞かれます。私の記憶力を試すかのようにです。私はそれに対して答えます。

それが正解なのか、間違いなのかは教えてもらえないこともあります。

他にも、絵を欠かされたり、100から7を引いていく計算をさせられたりと、何かをずっと試されます。

そして、その検査結果を教えてもらえません。

私は、どんな病気になったのか気になるし、教えてくれない事に不安を感じます。

 

まとめ

みなさんはどうだったでしょうか?

認知症の方は、このような不安感や不快感、モヤモヤした気持ちを起きてから寝るまで抱えています。

この心理状態をきちんと知っていれば、私達介護職がどのように接すれば良いか、おのずとわかってくると思います。

もし自分が同じ立場だったら・・・

周りの人から、どんな風に声をかけられたいか?どう接してほしいか?

現場で仕事をしながら、常に考えることがとても大切なことです。

認知症の方と接する時、一瞬でも良いので思い出してみてください。

実際の支援の実例がとても参考になります。↓↓

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